JMU広瀬社長「造船ロボットで品質も安定へ」 人手不足で導入拡大 

 

 

今治造船傘下の国内造船2位、ジャパンマリンユナイテッドは政府が掲げる国内建造量の倍増目標に向けて、ロボットの活用に力を入れる。

広瀬社長は「ロボット導入を品質の安定にもつなげる」と話す。

 

溶接や塗装などの作業は危険で暑さも厳しく人材を確保しにくい。そういった作業をロボットに任せたい。

 

JMUでは足元の自動化率を作業量ベースで6割程度とみており、他社と比べても高い

 

「平面での作業の自動化は進んでいるが、立体や曲面の作業が課題だ。フィジカルAIとロボットを組み合わせ、品質の安定にもつなげたい。これまで足場を組んで人がしていた作業もロボットが自律的に登ってできるようになるのが理想的だ。ロボットメーカーと連携しながら適用できる範囲を広げている」

 

「建造量を倍増させるには、人手不足対策、外国人材活用、自動化、働き方やロボットなど関連する分野の規制緩和を総合的に進める必要がある。業界が厳しい状況だった5〜6年前に人材が減ってしまっており、その分を取り戻す必要がある」

 

「造船への注目の高まりや業績改善により採用への応募数は増えている。有明事業所ではこれまで、半導体関連企業などとの人材獲得競争があったが、足元では戻ってきている感触だ。高等専門学校採用も強化している。これまで造船に来ていなかった高専にも訪問しており、この1〜2年で高専出身の新入社員が増えている」

 

「ドックの新設にはコストや期間がかかり難しい。生産効率を改善し、ドックの回転数を高めていく。船のブロック建造やパイプ・艤装品を取り付ける作業をする場所には屋根を設ける方針だ。暑さ対策だけでなく雨による作業の中断も防げる。生産効率を高められる」

 

この記事を読んで、今後、国内の建造量が増えていく中でも、単純に人を増やして対応するのではなく、いかに少ない人員で効率よく船を建造できるかが、より重要になっていくと感じました。

 

これは造船所だけの課題ではなく、私たち舶用機器メーカーにも関係してくると思います。

 

造船所の生産効率が上がり、建造量が増えていけば、私たちにもこれまで以上に安定した製品供給や迅速な対応が求められるようになります。

 

営業としても、単に製品を販売するだけではなく、お客様がどのような部分で人手や工数に課題を抱えているのかを理解し、少しでも業務効率化につながるような提案ができるよう、今後の営業活動に取り組んでいきたいと思います。