国内造船の倍増遠く 25年度受注15%減、人手不足救うロボットに活路
政府が掲げる造船の倍増計画に暗雲が立ち込めている。
25年度の輸出船の契約実績は15%減と4年連続で減少した。
国内大手は人手が足りず、旺盛な造船需要を取りこぼす。中
東情勢混乱で見通しも立てにくい中、各社はロボット導入に活路を探る。
3月末時点の造船各社の手持ち工事量は約3.5年分。船を建造する船台は手元の受注残だけで29年ごろまで埋まっており、
活発な造船需要を取り込めていない。
最大の課題は人手不足である。国内では人手不足でドックをフル稼働できていない造船所もある。
常石造船の常石工場ではピーク時から稼働率を4割下げており、代わりに技術者を確保しやすい海外拠点を拡充する。
こうした状況下で各社は人材獲得に力を入れている。
今治造船は25年度と26年度は100人前後と、高水準の採用を続けている。常石造船は人材獲得へ25年に大卒初任給を28万円に引き上げた。また大島造船所は退職した元社員を採用する「カムバック採用」を導入するなど、業界を挙げて人集めに知恵を絞る。
同時に推し進めているのが造船ロボットの導入だ。船主からの発注をもとにオーダーメードで建造する造船業界ではこれまで自動化が進んでこなかった。だが深刻な人手不足も追い風に単純な溶接作業などにロボットを活用する例も増えている。
JMUは独自に溶接ロボットを開発するほか、今治造船は複数のロボットをAIで連携し、人による作業を減らしている。新来島どっくもロボット導入の実証試験を始めるなど、国内でも活用が広がる。
建造量倍増計画が出てから関連記事をいくつかご紹介させていただきました。
造船業界だけではなくどの業界でも人手不足は深刻な問題であります。
この記事とは別に今治造船のマイスター制度という技能者評価制度の記事も出ており難しい条件ではありますが、年収ベースで100万アップとなる認定制度もあるようです。
また大島造船所のカムバック採用は以前、担当者に伺った話でもあり好条件でカムバック依頼を行っているようです。
今後人口が減少していく中で人手の確保はより難しくなっていくことは容易に想像が出来ます。
現場で働いている方々はより実感する場面が多くなっていくと思います。
今後提案を行う際は、単に製品の提案を行うのではなく、
造船所側の人手不足もサポートできるような提案というのを考え行っていきたいと感じました。
