イスラエル首相「ハマス掃討作戦、数日間で強化」

イスラエルのネタニヤフ首相は、与党の会合で、パレスチナ自治区ガザでのイスラム組織ハマスの掃討作戦を今後数日間のうちに強化すると述べた。「長期戦になるだろう。戦闘終結には近づいていない」と説明した。

国会演説では「軍事的な圧力」の必要性を強調し、戦闘休止や人質解放交渉に改めて慎重姿勢を示した。

エジプト政府が全面的な休戦や人質の全員解放などに向けた「3段階」の新たな案を提示したと伝えられている。ネタニヤフ氏はこの日視察したガザ北部で、戦闘を継続すると再び強調した。ロイター通信は、ハマスと、ハマスと共闘する過激派イスラム聖戦がエジプト案を拒否したと報じた。

ネタニヤフ氏は国会演説で「軍事的な圧力がなければこれまでの人質解放はなかった」と主張した。

ガザ保健当局は、10月の戦闘開始以降、ガザ側の死者が2万674人になったと発表。この1日だけで250人が死亡した。

ハマスの抗戦もあり、民間人被害の拡大が続いている。

 

かねてからハマスとイスラエル軍の戦闘には疑問を抱いていましたが、記事を読んで改めて戦闘終結はまだ先になると感じました。

簡単に整理しますと、ハマスと名乗る武装組織が突如ガザ地区の境界線付近で開かれていた音楽フェスを襲撃し無差別な殺害と人質として100人以上を連れ去りました。

これに対してイスラエル側は人質の解放を訴えますが、ハマスの人質解放条件が拘束されている同胞約6,000人の釈放でした。

イスラエルは要求に応じず、ガザ地区での戦闘を開始。これにより多くの一般人が巻き込まれ、世界中から非難を浴びています。

関係各国の協力で7日間の停戦が実現し、一部の人質が解放されましたが、戦闘の再開とさらに激化するとの見通しで今に至るといった流れです。

戦闘開始当初、イスラエル側のやり方がかなり過激で、まるで一匹のゴキブリを駆除する為に家一軒まるごと焼き払うかの反応にそこまでやる?と疑問に思っていましたが、歴史的背景も重なり、闇が深い問題だということを知りました。

しかし、どんな理由があろうと無関係な人を人質に取ったり、市街地ましてや病院をターゲットに爆撃するといった思考がまったく理解できません。

みんな仲良く平和に。がこんなにも難しいことなのかと考えさせられる内容でした。