USJ、米ユニバにアトラクション輸出 日本アニメ題材

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを運営するUSJは5日、米ロサンゼルスにあるユニバーサル・スタジオのテーマパークで

日本アニメを題材にしたアトラクションを期間限定で開くと発表した。

USJは日本のキャラクター人気を活用して来園客数を伸ばしてきた。

エンターテインメントの本場へのコンテンツ輸出で世界での知名度がさらに高まりそうだ。

USJが持つ、日本の知的財産をアトラクションの企画設計やグッズの商品化に落とし込む力に注目が集まっている。

USJは「ジュラシック・パーク」や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」など米国の映画コンテンツを中心とした戦略から、10年代に日本アニメなどの知的財産を活用する戦略へシフトした。

ワンピースのほか「進撃の巨人」や「名探偵コナン」など人気アニメとコラボレーションしたイベントを開いている。

また21年には600億円超を投じて任天堂の人気ゲーム「スーパーマリオ」をテーマにしたエリア「スーパー・ニンテンドー・ワールド」を開いた。

インバウンドにも好評で、連日入場制限がかかる。

23年にはUSJのスーパー・ニンテンドー・ワールドを参考に、ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドが同名のエリアを開いた。

エリアのアトラクションの中身は米国のスタッフが企画したといい、今回の日本アニメを題材にしたアトラクション輸出は、USJの企画ノウハウが米国で本格的に試されることになる。

企画が成功すればUSJの知名度が高まり、日本を訪れてUSJのほかのアトラクションで遊んでみたいと考える人も増えそうだ。

米国での武者修行の成果が注目される。

以前USJに行った際、海外からの来訪者と思われる外国人観光客がとても多く、好きなキャラクターのコスプレをしたりグッズを持参し、その世界を楽しむ為に入念な準備をしてきている様子が伺えました。

その熱心な様子にその作品への熱量の高さを感じられました。

そして、パーク内のアトラクションもそれぞれの世界を忠実に再現しており、近年では入場料なども決して安くなく、少し何かしただけで簡単にお金は落ちていきました。

また、そのエリアに入るのにもアプリを通して予約をしたりと時間を逆算して周到な準備をしたりと簡単な入場でなかったにも関わらず、それらの煩わしさを踏まえてでも満足して楽しむことが出来ました。

アニメをはじめハイクオリティなエンタメを次々に作り出す日本のクリエーション力の高さを誇らしく思うと共に好きなものの世界に没入するという現代的な娯楽の未来が更に楽しみになりました。