G20エネ相、化石燃料低減で合意できず 共同声明見送り
日本経済新聞 2023年7月22日 19:30 より抜粋
「G20は22日、インド南部ゴア州でエネルギー移行の会合を開きました。脱炭素社会の実現に向けた化石燃料の低減で合意できませんでした。再生可能エネルギーの導入量を2030年までに世界で3倍に高めるとの目標でも一致できませんでした。各国で異なるエネルギー事情や産業構造を踏まえ「多様な道筋」を認めることを確かめました。新興・途上国である「グローバルサウス」は先進国主導の脱炭素の動きと一定の距離を置き、経済成長に安価な化石燃料の利用が欠かせないという姿勢を反映しました。22年に続いて今年も共同声明の採択は見送りとなりました。インドのモディ首相は「世界はG20が持続的かつ安価で包括的なクリーンエネルギーへの転換を進めることを期待している」と強調。同時に「グローバルサウスの国々が置き去りにされないことが重要だ」と指摘しました。水素については普及に向けて各国の取引に関する制度の標準化などを進めることを確認。水素の流通を増やして今の高いコストを下げるには多くの国が運用ルールを擦り合わせて一体的な流通網を整える必要があります。西村経済産業相は「エネルギーの安全保障、脱炭素化、経済成長を同時に達成することが重要だ」と述べました。」
この記事を読んで。G20のサミットが初めて開催されたのは2008年です。新興国を抜きにして、先進国のみで世界経済ならびに世界の問題を解決することは難しいという認識が広まり、始まりました。G20の中では新興国の発言が権力を持つことができるので、主張がぶつかり合うのも当然といえば当然のことでしょうか。先進国対新興国 とならないような解決方法はあるのでしょうか。地球人の前に各国の中で生きているという事実から抜け出すのは簡単なことではないでしょう。温室効果ガスのひとつであるフロンガスは、実はフロンガス自体がオゾン層を壊すのではないのです。フロンガスと紫外線が反応してできた塩素がオゾン層を壊します。フロンガス側からすれば思ってもみない副産物。このような盲点をいかに数百年の長期ビジョンの中に見い出せるか。自分でも何かを進めるときには、気をつけて行きたいポイントだな、と感じました。
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