越境EC衣類や雑貨など日用品にも裾野拡大

越境ECとは国をまたいでオンラインで商品を売買すること。

Amazonなどのプラットフォームや高性能なサイト構築ツールが普及し、海外の消費者を顧客にするEC事業者は増えている。新型コロナウイルス禍で社会のデジタル化が加速したのも追い風になった。

日本の消費者が海外から購入する場合、従来は国内で未発売のブランドや、内外価格差が大きい高級品が中心だった。

近年は衣類や雑貨などの日用品にも裾野が広がる。

欧米でも、安価な商品を扱う中国などのEC事業者が急成長している。

経済産業省の調べでは、日本と経済的な結びつきの強い米国、中国の両国からの2022年の購入額は3954億円と、コロナ前の19年から25%増えた。

日本の事業者が海外の消費者に販売する額も伸びている。

訪日客が気に入った商品を帰国後に再購入するケースもある。

中国向けの販売額は22年に2兆2569億円とコロナ前から4割増えた。米国向けも4割増の1兆3056億円に達した。

自分もAmazonなどのネットショップを頻繁に利用し、その中には海外からの輸入品もたまにあります。

どうしても欲しいものが手に届く利便性とひきかえに、たいていは商品価格を上回る送料を支払うことになってしまいます。しかしそれであっても“どうしてもそれでなければならないもの”を購入できるツールがあることはとてもありがたいと感じます。

高い送料や手数料を払っても欲しいと思える唯一無二の商品を作ることができれば、このようなビジネスがいくらでも可能になった今、いいものはどこへでも、コストがかかろうとも売れる。

品質至上の中でご多分に漏れず我が社もまさにそのような付加価値の高い製品づくりを求められております。

逆に言えば法やモラルの網を易々と無視して拵えられたバッタモンでの代替が出来てしまうものではいずれ生き残りが出来なくなってしまいます。

1を2にするのは簡単だが0を1にするのはとても難しい事とよく聞きます。やっと出来上がった1をいかに伸ばすか、せっかく作り上げた1を自分たちの手で2に出来るか、また誇り高き日本クオリティだけに執着せずに柔軟な発想と商法を考える必要が常にあると考えさえられました。