米著名ラッパー殺害で60歳男を逮捕、27年前の銃撃事件
アメリカ人ラッパー「2Pac(パック)」こと、トゥパック・シャクールさんが27年前に銃殺された事件で、ネバダ州ラスベガスの警察当局は、殺害に関与した疑いで、60歳の男を逮捕したと発表しました。
ギャングによる襲撃との見方はありましたが、証拠集めが難航し、未解決でした。
逮捕されたのは、カリフォルニア州に拠点を置くギャングに所属していたドゥエイン・デイビス容疑者。
襲撃を主導したとみられ、メディアや自らの回顧録で襲撃車両に乗っていたと語っており、今年7月に家宅捜索を受けていました。
事件は96年9月、ラスベガスの大通りで発生。車に乗っていたところを撃たれ、殺されました。
この直前に、カジノで容疑者らと乱闘騒ぎを起こしており、その報復によって殺害されたとみられています。
この記事を読んで、昔から知っていた事件だったので解決してとても驚きました。
彼の映画でも、このことは未解決のまま描かれていました。さて今回はなぜこのようにギャングの抗争が日常茶飯事になるほどの格差社会であるか読み解いていきたいと思います。
アメリカと言えば先進国でかつ市場原理主義です。
市場原理主義とは小さな政府を推進して経済活動の自由を認めます。アメリカの相対的貧困率は17.8%でこれは南アフリカ、コスタリカ、ブラジルに次ぐ第4位となっています。
富裕層優遇の所得税制や公的な国民保険制度がないことにより格差が広がっています。
そしてここで問いたいのは格差が広がって貧困層がある一定まで増えた場合に経済は発展するのか、ということです。日本も先進国の中でみると貧困率は第4位となっていて、人口も減少しています。
このような現状から資本主義においてはある一定の成熟段階にきていると言えます。私はある一定の貧困層にはさらなる共産主義的なシステムが必要だと感じます。これから先、皆さんはどのような社会構造になったら良いと思いますか?
「人間というものはいつも自らが解決できる課題しか立てない」
マルクス:経済学批判