死ぬまでにやりたいことは? 「バケットリスト」で後悔を最小限に

「死ぬ時がいちばんお金持ち」ともいわれる、節約や貯金に熱心な日本人。

やりたいことを「時間に余裕ができたら」「老後資金がたまったら」と先送りする人が多いが、高齢になり体調が悪化すると、お金や時間があっても希望が叶えられないことも。若い頃からお金と時間を使う練習をすることが後悔の少ない人生には重要で、その際に役立つのが「バケットリスト」だ。

「バケットリスト」は、死ぬまでにやりたいことのリストで、死ぬことを意味する「キック・ザ・バケット」という英語のスラングが名前の由来。まずは、資金や時間など一切考えず、思いつくままに大小の希望を書き出す。

これにより自分の真の願望が明確になり、他の出費を抑え、集中してお金を使えるようになる。

次に、実現性を高めるため実行する時期を決める。「いつかやりたい」ではなく、達成に最適な時期を考えて資金の準備期間も考慮。

資金については、自分の経験値を高めるための投資と考える。老後資金をいくら貯めても不安な場合は、入居したい介護施設を選んだり年間経費を算出したりすると先行きが見通せるようになり、安心して貯金をリスト達成に活用できるという。

リストは時系列に並べ、予定を早めたり遅くしたり、新しい希望を追加したり、定期的に見直しを行う。

日頃の貯蓄へのモチベーションを上げるため、達成できたことだけ並べる「叶えたことリスト」も作成し、実現した喜びや満足感も大切にする。
毎日の仕事の中で、これができたら便利だとか役立つとか思いついても、日々の業務に追われ“いつか時間ができたらやろう”のままになっているリストがいかに多いか、この記事を読んで思い出しました。

バケットリストの考え方を自分の仕事に落とし込んで、目標を達成するためにどうすべきか逆算して見通しをたてる。

毎月や毎日の業務に細分化して何をしたらいいか、どんな取り組みをすべきかリストアップする。

リスト達成のために必要な時間を考え計画をたてる。
ただ働くのではなく、どう働くか。

私たちが少なくとも1日の1/3を過ごす職場での時間を充実させると意識するだけでも、日々の満足度は大きく変わり、1日が1ヶ月、1ヶ月が1年となって、充実感と少ない後悔を胸に人生最期のときを迎えられるのではないかと感じた記事でした。