日本酒、新規免許「70年ゼロ」 世界のSAKEブームに逆行

日本酒業界に岩盤規制が横たわっている。

国内向け製造の新規免許を認めないルールがおよそ70年続く。既存酒蔵の保護を優先し国内市場はピークの5分の1まで縮小した。
酒造りを志す若手は免許を持つ事業者を負債ごと買収するといった例外的な方法でしか参入できず不満を募らせる。新陳代謝を拒んでは世界のSAKEブームに乗り遅れている。

他の記事から判明したことですが、「清酒製造免許」を交付されていない場合、国内で製造した日本酒であっても、「日本酒」として販売はできない制度になっています。
その為、日本酒とほぼ同じ造りに副原料を加え「その他醸造酒」扱いで、米を原料としながらも清酒製造免許の必要ない形で販売をしています。
近しいもので、第3のビールと呼ばれるものも「その他醸造酒」の一部です。

私を構成する重要な栄養素のアルコールに関する記事なので取り上げない訳にはいきませんでした。

今まで、日本酒を取り巻く環境など知りもしませんでしたが、この業界が抱える問題は70年にも渡る黒歴史が現在進行形で続いています。
悪い意味でそのおかげで日本酒の国内市場は縮小の一途をたどっています。

しかし、海外では日本酒は「Sake」と表記され富裕層や高級レストランなどに喜ばれています。
よく見るYouTubeの動画で、海外からの旅行者に日本料理を紹介するものでは「寿司」とともに「日本酒」が高評価を得ています。

日本の味が世界中の人々を笑顔にするができるのは同じ日本人として誇らしいことと思います。
日本酒だけではなく、ウイスキーなども日本製の評価は高く、日本人の物造りの高水準は全世界に認められているはずです。
自動車、家電製品、工作機械、芸術、文化などもあります。

もしかしたら、私どもとお取引していただいている海外のお客様は「日本のメーカーだぞ!きっとすばらしい品質なんだろう」と絶対の信頼を置いてくれているのかもしれません。
国内外に関わらずその期待を裏切らない仕事をしたいです。