新東名の自動運転トラック実験 夏に参加者公募、国交省

国土交通省は新東名高速道路の一部で実施する自動運転トラックの実証実験を巡り、夏にも参加者を公募する。

実験は2024年度後半から夜間に実施する。完全自動に近い「レベル4」の実用化を目指してスムーズに高速道路の本線に合流できるかなどを確かめる。

新東名の駿河湾沼津と浜松の両サービスエリアの間で深夜時間帯を念頭に自動運転車両の優先レーンを設ける。実際の道路上で自動運転トラックを支援するシステムを検証する。25年度以降に東北自動車道などに実験エリアを広げたい考えだ。

実験では自動運転トラックが高速道路の本線に合流する際に、他の車両を検知してぶつからないように速度調整をして合流できるようにするシステムを実証する。進路上の障害物を監視カメラであらかじめ検知して、余裕を持って車線変更をできるかも確かめる。

自動運転トラックの開発実績のある事業者などを募り、夏の間に参加者を決定する。高速道路での自動運転トラックの実現に向けては支援するシステムやドライバーから自動運転に切り替えができる拠点の整備などインフラ面の整備も課題だ。

 

物流2024年問題への対応策が進んでいることを確かめられる記事でした。

我社も多くの運送業者と取引している以上、関心を持たざるを得ません。

近ごろ、自動車業界の相次ぐ不正の発覚により信頼を大きく損なう事態となっております。今回の記事には言及されていませんでしたが、恐らく国土交通省の役人が書類や実験データを隅から隅まで目を光らせて不正が無いかのチェックが一層厳しくなることが予想されます。参加企業には正確な申告と誠実な対応が求められると思います。

物流の安定やトラック運転手の負担軽減を期待していますが、普段、車を運転していて感じることがあります。それはトラック運転手に対しての配慮に欠ける行動が目につくことです。

例えば、車線変更。トラックは積荷の内容や積載量によって制動距離が著しく変化します。信号機付近で車線変更をしてトラックの前に入る際は最大限の配慮が必要です。

次に、信号待ち。これは先頭車両に限られますが、トラックは旋回半径が大きい為、大回りをする必要があります。停止線を越えて停車するとトラックの右左折の邪魔になる可能性があります。少し手間で止まるか左に寄せて止まる配慮が必要です。

ほんの少しの気遣いで相手に与える印象は大きく変化すると思います。思いやりをもった行動を心掛けていきたいです。