座ってレジ接客 人手不足解決に スーパーのベルクなど 

レジの従業員は立って接客するものだ――。長年定着していた固定観念を覆し、レジに作業用のイスを設置する取り組みが広がっている。首都圏・北関東で店舗を展開するベルクは今春までに3店舗で導入。人材サービス大手のマイナビもトレンド作りの先頭に立つ。現場の人手不足でシニアや女性など多様な人材が働きやすい環境づくりが不可欠になっている。

 

5月上旬、ベルクのすねおり店を訪れると、目に入るのはレジの各列に置かれた黒いイス。深々と腰掛けている人もいれば、使わずに立ち仕事をする人もいて、その割合は半々だ。同店の担当者によると「手が空いた時に座って一息つくなど、上手に活用している人が多い」という。

 

23年に社員が米国大手スーパーを視察した際に着想を得たという。他国に目を向けると、欧米だけでなくお隣の韓国でも座って接客する店舗が増えている。

 

人手不足が深刻化している今、様々な人が働きやすい環境づくりを今のうちに進めておく必要があるという考えだ。

 

実際に従業員からは「体が疲れにくくなった」「取り組みを継続してほしい」といった声が上がる。気になるのは買い物客の反応だが、否定的な意見は少ないそうだ。今後は導入店を拡大していく方針。

 

マイナビは3月中旬、立ち仕事のパートやアルバイト、雇用主を対象とする意識調査をした。「立ち仕事からくる肉体的な要因」で辞めた経験があるパートやアルバイトは5人に1人(19.7%)。一方、座っての接客を許可しない理由を雇用主に尋ねると、最も多い33.8%が「お客さんからの印象の悪化を防ぐため」と答えた。

 

レジなどでイスが普及すれば、約2割の人材の離職を防げるかもしれない。だが、個社の努力では社会の意識を変えるのは難しい。マイナビは意識改革のためのかじ取り役を担う。

 

この記事を読んで、レジの従業員の方が立って接客をするのは当然の様に感じていました。

しかし以前から、スーパーを訪れた際など1日立ち続けるのは大変であるだろうとは感じておりました。

記事にもあるように来店客からの心象を気にしてこのような接客方法をしているとの事ですが、おそらく多くの来店客は従業員の方が椅子に座っているからと心象を悪くする人は少ないのではないでしょうか?

私もその中の一人です。

この様に昔からこうしているからという理由で何となく続いているやり方はほかにも存在すると思います。

設備や時代が変わればやり方も変わって当然であると思います。

 

私は入社して数か月が経ちます。慣れない業務や分からない事ばかりで先輩方に迷惑をかける場面が多々あります。

ですが働きづらいと感じた事はありません。

それは周りの先輩方のサポートがあるからこそだと感じています。

 

この様な良い環境は維持しつつ、固定概念にとらわれずに仕事を進めていきたいです。