年収の壁対策の助成金、申請受け付け 20日開始

厚生労働省は 20日、年収が一定額を組えると社会保険料の支払いが生じて手

取りがる「年収の壁」対策助成金申請の受け付けを始めた。

パートらが就業調整することで働き手が減る事態の解消を狙う。

賃上げをしたり、保険料の相当額を手当として支給したりして雇用者の厚生年金

への加入を後押しした企業を対象に、1人あたり最大で 50 万円を給付する制度を

開治した。

次の年金制度改革を実施するまでの暫定措置として 2025年度末まで受

け付ける。

企業からの申請後6力月がたち、賃上げの取り組みが続いていれば、助成金を地

方労働局などに申し込める。会社員ら厚生年金の被保険者に扶養され、従乗員

101人以上の企乗で働く人が年収 106万円以上になると厚生年金に入る必要があ

る[106 万円の壁」への対応とする。

企業が強自に設けている配倶者手当の縮小・廃止も促す。厚生労働省は手当の見直し

の手順などをまとめた資料を同省のホームページで公表した。

制度の是非はともかく、これは重要な社会実験であるから、厚労省は後で政策評

価が可能なように、きちんとデータを取っておくべきであると感じました。まず、どのよ

うな企業が申請し、あるいは申請しなかったのか。そして、実際にその企業のパート

賃金をどの程度、上昇させたのか。その結果として、どの程度の労働日数、労働時間

が果たされたのかを考える必要がある。と感じました。