岸田首相、迷惑電話や投石で「中国政府に強く申し入れ」
以前も取り上げした東京電力福島第一原発処理水の海洋放出についての続報です。
岸田文雄首相は29日の党役員会で「多数の迷惑電話や日本人学校への投石など極めて遺憾な事案については中国政府に強く申し入れをした」と発言した。処理水の海洋放出に関連した嫌がらせ行為への対応として明らかにした。
「日本の水産事業者が損害を受けないよう、万全の対応を取る。水産物の消費拡大に向けて国民的取り組みを進める」とも語った。
日本国内でも未だ多くの非難や抗議活動が続けられていますが
海外、特に中国と韓国の過剰なまでの反応がさらにエスカレートしています。
日本産の水産物の輸入の停止や不買運動などはその国や国民の自由決定として理解を示さなければならないと思いますが、石を投げつける暴力行為や誰ともわからない相手に対して嫌がらせの電話を執拗に掛け続けるといった謎の行動については理解の範囲を大幅に超越しており、開いた口が塞がりません。
ちなみにではありますが、経済産業省の資料によれば、中国の原子力発電では、放射性物質濃度の高い処理水を、平然と海中に放出しているそうです。
他国を批判する前にまず自国の行いに目を向けてもらいたいものです。
こうした異常ともとれる行動の背景を考えてみたところ、中国政府としても「悪の日本」を利用して自国民のストレスのはけ口を日本に集中させているように感じます。
実際に中国国内では連日、福島の処理水の問題を報じていますが、「悪の日本」を報じる前に、必ず「正義の中国」をアピールしているようです。
この様な見え透いた虚像をどこまで信用しているのか疑問に思うところではありますが
こういった報道を受けて最も重要なのは、我々の情報処理能力です。
偏ったものの見方にならず、冷静に、事実と因果関係を精査し、肯定派と反対派の両者の意見を尊重する。
簡単ではありませんが、普段の生活から業務に至るまでありとあらゆる場面で情報処理能力を向上させることができると思っています。
そうして向上した能力をいかんなく仕事で発揮し、業績に貢献できるようにしていきたいです。