住友重機械、造船事業から撤退 洋上風力や建機に注力

住友重機械工業は14日、造船事業から撤退すると発表した。国内の造船需要が低迷して、同事業は赤字が続いていた。修理船事業は継続する。浮体式洋上風力発電の設備製造などにドックや人員を振り向ける。

 

撤退の対象となるのは、子会社の住友重機械マリンエンジニアリングが手掛ける中型タンカーの新造事業。

2024年12月期から受注を停止した。造船事業の23年12月期の売上高は195億円だった。撤退によって、事業整理損失引当金繰入額8億4000万円を特別損失として計上した。

 

渡部CFOは「修理船事業などでカバーしてきたが近年は難しくなり(撤退を)決断した」と説明した。23年度末時点での受注残7隻を製造して撤退する。

 

最後の引き渡しは26年1月ごろを予定。米軍の輸送艦隊船舶などの修理事業やこれまでに建造した船のアフターサービスは継続する。

 

住友重機械の造船事業は1897年に浦賀船渠として創業以来、愛媛県新居浜市の別子銅山の工作方と並んで祖業の一つとして続いてきた。

 

浮体式洋上風力発電の基礎構造物の事業にドックや人員を充てる。造船向けの土地の一部を使って、子会社の住友建機が横須賀工場を建設する。約65億円を投資して大型油圧ショベルなどを生産する。

 

14日発表した23年12月期の連結決算は売上高が前年同期比6.2%増の1兆815億円だった。建設機械が好調だった。純利益は2倍の327億円だった。基幹システムの開発計画変更に伴って特別損失を115億円計上した。

 

私がこの記事を読んで感じたことですが、住重様を訪問するために情報収集を行っておりました。

それと同様に日本経済新聞を読み始めたのと同時期でした。非常にタイムリーな話でした。

普段新聞を読む習慣がありませんでしたので新聞を読むことの重要さを痛感させられる記事でした。

今後の営業活動に非常に大切になると思いますので、常に新しい情報を手に入れるために継続していきたいと感じました。