中古車販売大手ビッグモーターの保険金不正請求
中古車販売大手ビッグモーターの保険金不正請求を巡り、国土交通省は24日、道路運送車両法に基づき、全国34工場を自動車整備の事業停止などとする行政処分を出した。
検査した全工場で法令違反を確認し、順法意識の欠如を重視して異例の規模での厳格処分とした。
処分は34工場の整備・修理業務を10日~90日の業務停止とし、不正車検や検査時の虚偽説明があった12工場は民間車検場の指定を取り消しした。
国土交通省の担当者が「これだけの規模の処分は例がない」と話すほど、不正は広範囲にわたっていた。
処分内容は各不正行為に定められた点数を積み上げて決められる。今回は悪質性を重視し、社会的影響が大きい場合に点数を2倍にできる特別ルールが適用されている。中古車販売大手ビッグモーターの保険金不正請求を巡り、国土交通省は24日、道路運送車両法に基づき、全国34工場を自動車整備の事業停止などとする行政処分を出した。
検査した全工場で法令違反を確認し、順法意識の欠如を重視して異例の規模での厳格処分とした。
処分は34工場の整備・修理業務を10日~90日の業務停止とし、不正車検や検査時の虚偽説明があった12工場は民間車検場の指定を取り消しした。
国土交通省の担当者が「これだけの規模の処分は例がない」と話すほど、不正は広範囲にわたっていた。
処分内容は各不正行為に定められた点数を積み上げて決められる。今回は悪質性を重視し、社会的影響が大きい場合に点数を2倍にできる特別ルールが適用されている。
その結果、最も重い民間車検場の指定取り消しになる360点を越す工場が続出した。点検・整備を一部未実施のまま600台強の車検を通すなどした浜松南店は違反点数が合計で13,584点にも及んだ。
ビッグモーターはすでに保険代理店委託契約も解約されている。
車の整備・点検ができず保険契約の代理も不可能であれば業務のほぼすべてが失われた。
経営の継続はさらに厳しくなる。
すでに信用は地に落ちていますが、まだまだお騒がせしてくれるビッグモーターさんです。
記事の内容で、今後の売り上げの減少は明白で回復の術もない状況なのでこの大騒動の結末は想像に難くないのですが、現在も所属されている従業員の方々が不憫でなりません。
きっとご家族や周りの知人友人からも心配されていることでしょう。
我が社も人材の不足が課題となっております。いっその事、引き入れてみてはいかがでしょうか。
ビッグモーターに関して別の記事からにはなりますが、被害者の会の結成も発表されました。
これはビッグモーターとの契約に異議を唱える方や過去に退職された方などが対象になります。消費者庁への相談件数が去年の1年間だけで1,491件とこれまた他の追随を許さない飛びぬけた数字を記録していますから、被害者の会への期待が高まります。
いずれにせよ、これだけの順法意識の欠如が生んだ代償だとすれば、私達が日々行っている業務の意味と責任に重みを感じざるを得ません。尻込みすることはないと思いますが、ああはなるまいと深く教訓に残る記事でした。