リニア中央新幹線 静岡県へ

リニア中央新幹線の静岡県への開業による経済効果についての記事を目にしました。

 

国土交通省試算によると、年間約1679億円の経済効果が静岡県にもたらされるとされているそうです。

試算によれば、東海道新幹線の輸送量が3割減少することが予想されており、その余力を活用して静岡県内での新幹線の停車本数を増やすことが可能とされています。

新幹線の利便性向上により訪問者の増加や観光消費の拡大が見込まれ、県内での新幹線利用者も増加し、経済に大きな効果をもたらすことが期待されています。

 

しかし、一方で実際の運行ダイヤはJR東海が決定するため、試算通りの停車本数が実現するかは明確ではありません。静岡県の川勝平太知事も、試算は評価しながらも具体的な停車本数についての示されていない点に懸念を示しています。

 

また、リニア中央新幹線の静岡工区については、県が環境や水資源への悪影響を懸念し、着工の見通しが立っていない状況です。環境保全に関する有識者会議は、影響予測と対策についての報告書案を出しており、それによれば対策が整理されたとされていますが、具体的な着工時期はまだ不透明です。

 

リニア中央新幹線の開業による経済効果は大きいと思いますが、長年この課題に関して静岡県側は同意を示していません。確かに、経済の活性化は期待できるとは思いますが、新幹線が通らない地域などはもしかしたらより過疎化してしまうかもしれません。

作ってしまってからでは遅いのでしっかりとした調査と計画性が必要だな。