マレーシアに日本食品の輸出拠点 イスラム圏で初

農林水産省は、マレーシアに日本食品の輸出支援拠点を開設した。拠点は全世界で15カ所目になり、イスラム教徒が人口の多数を占めるイスラム圏では初めて。現地進出には欠かせないイスラム教の教義に沿った「ハラル」への対応などを支援する。

拠点はクアラルンプールに置き、市場調査や現地バイヤーの開拓、マレーシア政府が運営するハラル認証の取得に向けた支援を担う。認証にはエサや製造ライン、輸送方法などで幅広い対応が必要となる。取得を目指す企業への助言も想定する。

マレーシアは東南アジア諸国連合(ASEAN)の中でも所得水準が高く、輸出拡大のポテンシャルが高いと判断した。

実状では中華系住民が主な消費層で、さらなる輸出拡大には人口の7割を占めるマレー系住民への訴求が課題となっている。ハラルへの対応を強化し、他のイスラム諸国への市場拡大につなげる狙いもある。

 

記事を読んでイスラムへの理解が進んでいることが感じられました。

私は新倉工業に入社して技能実習生と接する機会を得ました。

そう多くはありませんが、彼らと飲食を共にすることで親睦を深めてきました。御殿場近隣でハラル認定のお店は限られていますが、そこまで気を遣うことはありません。

食べたことのないであろう鶏肉の部位はわかりやすく説明し、美味しいですと言ってくれるとこちらも嬉しくなります。お世辞の場合もあるので見極める必要はありますが、以前行った焼き鳥屋で「親子丼」を薦めてみたところ好評を得られました。ついでに日本語のお勉強として鶏肉と卵の関係から親子丼なんだよと名称の由来を叩き込んでおきました。

日本語の漢字は彼らにとって「激ムズ」ですから、丁寧に解説してあげれば半分くらいは理解してくれます。半分も伝われば十分なのです。

しかし、業務においては理解度50%では信用に足りません。解るまできちんと説明し、指示の内容を復唱させるくらいのケアが必要なのかもしれません。

もし、理解しきれていないのなら、それはこちら側の理解させる能力が不足している証拠だと捉え、自分のレベルの認知と改善の必要性を感じることが出来ます。

私は彼らから多くのことを教えてもらいました。そしてこれからも学びは続きます。

改めて思うと、彼らの異国の地での適応とスキルアップは尊敬に値します。

皆様も積極的に彼らと接触し互いの理解を深めることをオススメします。