マイナトラブル止まらず「年金記録回覧」も発覚

日本経済新聞電子版より6月1 2日分抜粋

「マイナンバーカードの手続きを巡りトラブルが相次いで発覚している。

個人向けサイト「マイナポータル」で他人の年金記録を閲覧できる状態だった問題が新たに分かった。人為的なミスによるものが多い。信頼回復に向け再発防止策を急ぐ必要がある。

年金記録を閲覧できる状態だった問題は地方公務員が加入する共済組合で起きた。関係省庁は詳しい原因や規模など確認作業を進めている。年金情報とひも付ける際に手入力で失敗した可能性がある。

発覚したトラブルはほかにもある。①コンビニエンスストアで住民票などの証明書を他人に発行した②マイナ保険証で別人の情報をひも付けた③マイナンバーとひも付ける銀行口座に別の人のものを登録した④カード発行などで得られるポイントを他人に誤って付与したなどの事例が確認されている。

コンビニ関連はシステムを開発した富士通子会社の富士通垣pan (ジャパン、東京・港) の仕様の不備で、同社はシステムを利用する全自治体でサービスを停止した。6月17日までに点検を完了し順次改良を加えるという。。

また、ネット上で他人の受診状況や投薬の情報を閲覧できる状況になっていた。健康保険組合などが入力情報を間違えたことが主な原因とされる。

自治体の端末で使った登録で、ログアウトを忘れるなどし他人のものを誤って入力したと疑われる事案も748件発生しています。

相次いで問題が見つかった「公金受取口座登録制度」は給付金などを迅速に支給するために始められていますが、別人の口座を登録してしまうとその目的が果たせなくなります。

総務省は9日、マイナカードの普及促進策「マイナポイント第2弾」について誤って別人にポイント付与するなどの事例が疑いを含め133自治体で173件あったと発表しています。」

この記事を読んで、様々なトラブルの原因はほとんどがヒューマンエラーによるもので、防ぐことができるものだったと思います。

人の手で行うことはケアレスミスがついて回るものですが、それを防ぐために作業前、作業中、作業後と何度もチェックしたり、作業者以外の人によるダブルチェックを行うことで、ミスを限りなく減らすことができます。

これは、どのような業種でも言えることで慣れた作業であっても大丈夫だろうと思うのではなく、ミスはないか、異常はないか、違和感はないか油断せずに気を配ることでより良い仕事ができると思います。

これを常に意識しながら毎日業務に取り組みます。