ボーナス増でもケーキ節約 年末商戦、小サイズでお得感

クリスマスケーキやお歳暮など年末商戦が本格化している。

今年は製造業を中心に賃上げが相次ぎ、冬のボーナスも高水準だ。

名古屋高島屋では原材料の高騰で同社が扱うクリスマスケーキは平均単価で約6000円と前年比で約1割値上げし過去最高となった。そのため、今年はサイズを小さくしたケーキを前年比で約4割増やした。

別の人気洋菓子店の苺のタルトは直径約10センチメートルのケーキで3450円。食べ切りやすいサイズで手に取りやすくした。

ケーキの装飾をシンプルにし価格を抑えるといった商品もある。

それでも食品などの値上げの影響で節約志向は変わらない。百貨店などは小さなケーキで単価を抑えるほか、特別感のある商品でお得感を訴求し年末商戦を乗り切ろうとしている。賃上げの一方で値上げも止まらず、消費者の将来に対する不安は払拭できていないようだ。帝国データバンクの調査によると、予定されている食品の値上げが25年1〜4月累計で約4000品目に上る。

一方で、全国の24年冬のボーナスは前年比3%増で、最低賃金が引き上げられるなど、賃上げの機運も高まっている。

ただ、名目賃金から物価変動の影響を除いた10月の実質賃金は前年同月比で横ばいだった。21〜23年の実質賃金の水準は低下しており、個人消費は低調が続く。

ありがたいことに自分も今年は賞与も前年よりもずっと頂くことができ、余裕は出てきたとはいえ、生活必需品とならないものに対してはなかなか財布の紐は緩みませんでした。またクリスマスケーキを買うのが毎年の楽しみだった我が家でしたが、先にあった通りの値上げの影響や、どんなに好きなケーキとて、食べきるのも大変なお年頃になってきてしまったせいで、今年はケーキの購入を諦めておりました。しかし、このような商戦のおかげで自分たちに合ったケーキを見つけやすくなったようなので、少し探してみようと思います。