ボーイングとNASA、新型の有人宇宙船打ち上げ再び延期
航空宇宙大手のボーイングとNASAはアメリカ東部時間1日午後0時25に新型の宇宙船「スターライナー」を東部フロリダ州から打ち上げる計画だったが、延期した。
宇宙飛行士が搭乗してスターライナーを打ち上げるのは初めてで、2日未明に国際宇宙ステーションに到着する見込みだった。
直前の中止は5月6日に続いて2度目となる。打ち上げ時刻の4分前に不具合が見つかり、中止した。
NASAによると、ロケットに打ち上げ指示を行う「シーケンサー」と呼ばれる機器に問題が発生した。「ハードウエアの問題か、ネットワークの問題のどちらかが原因だ」とし、シーケンサーの部品交換が必要になると説明した。
スターライナーはこれまでも延期を繰り返してきたが、打ち上げ直前で中止するのは5月6日に続いて2度目となる。5月6日は打ち上げ予定時刻の約2時間前に延期を決めた。
NASAは国際宇宙ステーションへの輸送を商用化する一環として、ボーイング社に宇宙船の開発を委託している。今回は宇宙飛行士2人が搭乗し、国際宇宙ステーションに1週間ほど滞在してからスターライナーで地球に帰還する計画だった。
スターライナーは2019年に初めて無人で打ち上げたが、ソフトウエアの不具合などで国際が遅れ、ボーイングは合計14億ドル(約2200億円)の損失を計上した。
この記事を読み、先日携わったオートストレーナの事が思い浮かびました。
つい先日、客先から作動に関して不具合を指摘され現地に急行したと聞きました。
結果的に不具合再現せず、で事なきを得たのですが、驚いたことに稼働停止の場合、巨額の損害金が発生するとのことでした。
記事の最後にもボーイング社の2200億円にも及ぶ損失額が掲載されていましたが、他人事と思えない内容だと思います。
大切なのは、損害額の大小だけではなく、クレームに対応した時間や労力とお客様からの信頼という面で考えれば、個々のすべき役割に重いも軽いも無いと思います。
私はそれを「責任」と捉えております。
それぞれの部署や担当が各々の責任を果たした結果が製品として形になり顧客のもとへ届けられ、使用される。と考えています。
自分の仕事にさらに責任を持つ良い教訓になる記事でした。