スケートボード・四十住さくら、3大会連続五輪へ尽きぬ女王の向上心

スケートボード女子パークで2021年東京五輪金メダルの四十住さくら(23)が、3大会連続の五輪出場に向けて順調な滑り出しを見せている。
Xゲーム大阪大会では日本勢トップとなる銀メダルを獲得。

女子スケボー界ではベテランとされる年齢に差し掛かったが、「今の自分の限界に挑戦していきたい」と向上心は尽きない。
19歳で迎えた東京五輪で初代女王に輝いた後は若手の突き上げにあって国際大会の表彰台から遠ざかり、度重なるケガにも苦しんだ。24年パリ大会では代表3枠にこそ滑りこんだものの、本番で決勝進出を逃した。
女子スケボー選手にとっては「20代を迎えると体が変わってくるのが悩みの一つ」(四十住)。同年代の仲間は続々と現役を引退し、気づけば周囲は心身ともに身軽で勢いのある10代の選手ばかり。20代半ばの現役女子スケーターは稀有(けう)な存在だ。
今の四十住は、試行錯誤を繰り返しながら道なき道を歩んでいるといえる。

10代の頃には1日10時間以上滑るのが当たり前だったが、今では2時間程度で練習を終える。

オフの日も増やし、体のケアも入念に行うようになった。「最初は環境を変化させるのが怖かったが、今では自分の体に合う練習ができている」と言う。
大会前もあえて板に乗らない日をつくり、「ゆっくり滑りながらピークを本番に持っていけた」。パリ五輪前はピリピリした空気をまとうことも多かったが、今大会では終始リラックスした表情を見せていた。
3度目の五輪挑戦となる28年ロサンゼルス大会に向けて、「23歳でもこんなに頑張れているし、まだまだ引き出しがいっぱいある。今の自分の限界に挑んで金メダルに挑戦できたら」。ひたむきに道を切り開く姿は、スケボー界にとって大きな希望となるはずだ。

この記事から、彼女の成長や挑戦の姿勢が伝わってきました。
特に、東京五輪での金メダル獲得後の苦労や、若手選手との競争の中での試行錯誤を繰り返しながら、成長している姿は
印象的で、彼女が20代に入って体の変化に悩みながらも、自分に合った練習方法を見つけている姿勢には勇気をもらいました。

今後は小さいことでも出来たことに自信を持ち、困難に直面した時こそ、その場しのぎではなく次にどうつなげるか。小さな達成感をどんどん増やし少しずつですが、成長していきたいと思えた記事でした。