コメ「1袋3000円」時代に 価格上げ、在庫争奪の余波
新米の流通が進み、スーパーの店頭から消えていたコメが棚を埋め始めました。
中堅スーパーのサミットにおける購入制限の終了や、スーパーマルサン越谷花田店においても茨城県産、千葉県産、北海道産など、全国各地の新米が店頭に並ぶようになり、「令和のコメ騒動」は終息に向かいつつあります。
ただ、店頭価格は5kg入り一袋が3000円を超え、前年より1000円以上高くなっております。
都内のコメ卸によると「値上がり幅が1000円を超えるのは経験がない」とのことです。
店頭に並ぶコメはこれまで税抜き2000円を超えないかどうかが売れ行きを左右する目安とされてきました。
総務省の小売物価統計調査によると、東京都基部における9月の5kg入りコシヒカリの価格は3258円で、これは天候不順による生産不振が響いた2004年以来20年ぶりとなります。
この価格の上昇はコメの品薄に苦しんだ流通事業者らによるコメ争奪戦による影響でした。
コメ流通の半分を握るJAグループは、農家から買い集める際の金額を今年、大幅に引き上げ、それに対抗するようにJA以外の集荷会社がさらに高い買取価格を農家側に提示したことが影響しています。
結果として9月23日~29日の全国のスーパーでの販売量は前年比24%少なくなりました。
価格高騰が続けばコメ離れが進む可能性があります。
コメが好きな人はたくさんいるかと思いますが、私もその一人です。
私は日頃、筋力トレーニングに励んでおり、筋肉をつけることは私のライフワークとなっております。
そんな筋肉をつけるのに必要な栄養素はタンパク質だけではなく、炭水化物も非常に重要な栄養素です。
炭水化物には、身体を動かす際のエネルギー源となる役割だけでなく、筋肉の分解の抑制や、タンパク質の筋肉への合成を促す役割もあります。
炭水化物は様々な食材から摂取することができますが、私の場合、コメからの摂取が主となっております。
そのため今年のお盆休みにコメが手に入らない事態に陥った際には絶望感に襲われました。
このように不測の事態に対応できなかったこととして、最近の勤務においても同じことがいえると感じました。
というのも最近、自分で予測を立てた作業の所要時間を大幅に超えることが多々あったためです。この記事を読み、何が起こるかわからないからこそ様々な可能性を考えて動くことが生活においても、仕事においても私に必要なことと感じました。