世界の原発新設、中ロ9割

出典:日本経済新聞

世界原子力協会と国際原子力機関(IAEA)によると、2025年に世界で9基の大型原発が新たに着工されたそうです。

9基のうち7基は中国、1基はロシア、1基は韓国が主体となり、建設されています。

建設地は自国だけではなく、中国は国内に6基、パキスタンに2基、ロシアはトルコやバングラディシュなどの国外に建設中で、エジプトの原発にも基幹部品を設置しています。

原発建設は輸出先との関係強化につなげる目的もあるようで、設計・建設、運転・保守、燃料供給、廃炉などを考慮すると100年近い関係が続く見込みだそうです。

しかし、特にロシアにおいては国外での原発建設にはウクライナ侵攻に対する経済制裁の影響により、トルコで建設中の原発の稼働時期が当初の2023年開始の予定からずれ込むなど遅れも生じています。

その一方で、ロシアのプーチン大統領は2025年11月の国際会議で「ロシア開発の小型炉を量産する」と、独自の原発技術を持つと主張しています。

また、アメリカにおいてはトランプ大統領が2025年5月に2030年までに10基の大型炉に着工する大統領令に署名し、小型炉の開発にも力を入れる方針です。

小型炉の開発には米ベルノバ、ニュースケール・パワーや、IHI・日立製作所などの日本企業の関与も予定され、日本製部品が使用される可能性があります。

個人的に原発の新設・増設の話題を目にした際に真っ先に思い浮かぶことは、未来に起こるかもしれない事故や廃棄物の誤った処理方法によるリスクは完全に保証、あるいは予防されているのかどうかということです。

脱炭素・クリーンエネルギーが積極的に推進され始め、それ自体はなじみ深く感じるようになってきましたが、原発の再稼働や増設に関するニュースを目にすると、人類は間違った方向へ歩み始めてはいないのだろうかと勝手に心配になります。

その理由の一つとして、日本で発生した原発事故の記憶があります。

これまで自分で原発関連のニュースを積極的に追ってきてはいませんが、事故や問題が発生した後、どのような処置や対応がなされ、現在はどうなのかに関して、事故・問題が発生したことに比べると説明や周知が十分にされていないのではないかと思います。

発電にかかるコストが燃料費の高騰に左右されにくい点や、二酸化炭素の排出をせずに大量のエネルギーを生産できることが原子力発電のメリットではありますが、そこに安全性が確保されることで初めて安定的で必要不可欠なエネルギー供給方法になりえるのではないでしょうか。

電力は今や全世界の人々にとって必要不可欠な資源となりました。

原発だけでなく日常生活においても愚痴や不満やネガティブな言葉の背景には不信感や心配な気持ちがあるのではないかと私は考えます。

リスクへの対策を十分にし、安全な運用方法により、よりポジティブに、感謝しながら生きる世の中になると良いなと感じた記事でした。