四国の高速道、耐震補強した16橋に設計ミス 橋座などが耐力不足

高松自動車道と高知自動車道の計16橋で、橋座などの耐力が不足していることが判明しました。

原因は大きく3つあり、1つ目は、橋を固定する緩衝ピン4本に作用する水平力を、本来は4本分の合計で計算するところ、

誤って1本分の力で計算していたことです。

2つ目は、コンクリートの破壊に対する抵抗面の設定を誤っていたこと。

そして3つ目は、橋軸直角方向の力に対する照査など、必要な確認自体が行われていなかったことです。

単純な計算ミスだけではなく、設計後のチェックや、担当者間の情報共有が非常に重要だと感じました。

人が作業する以上、ミスを完全になくすことは難しいと思います。

だからこそ、個人の注意力だけに頼るのではなく、別の人が確認する仕組みや、必要な照査を漏れなく実施できる仕組みを作ることが重要だと思います。

一つひとつを見ると単純なミスであっても、それが見逃されることで、最終的には16橋という大きな範囲に影響が及んでしまいます。

また、2018年から2019年に設計されたものが、2026年の補強工事中に、

既設の鉄筋と新しく打ち込むアンカーが干渉するという別の問題をきっかけに設計を再確認したことで、今回のミスが発覚しています。

 

このことから、設計した時点での確認だけではなく、別の問題が起きたときに関連する部分まで遡って確認することや、

複数の人が違った視点でチェックすることも重要だと考えます。

今回の記事を通して、専門的な仕事であっても、最後は一つひとつの確認の積み重ねが品質につながるのだと改めて感じました。

自分の仕事でも、決められた確認を確実に行うことはもちろん、違った視点から確認することで、

ミスや見落としを早い段階で発見できるよう意識していきたいと思います。