常石グループの水素燃料船、シップ・オブ・ザ・イヤーで技術特別賞

常石グループが手掛けた国内初の水素燃料タグボート「天歐(てんおう)」が

日本船舶海洋工学会の「シップ・オブ・ザ・イヤー2025」で技術特別賞に選ばれた。

水素燃料船の普及に向けた技術展開の手法が評価された。

 

天歐は常石造船が25年10月に完成させ、グループ傘下の神原汽船が保有する。

常石グループが出資するジャパンハイドロが水素を混ぜて使える新型の水素混焼エンジンを供給した。

日本財団が開発を支援した。

 

大型船のけん引などに必要な高出力を保ちつつ、最大約6割の二酸化炭素(CO2)を削減できる。

植物由来の廃食油などによるバイオ燃料と水素との混焼により温暖化ガスを実質出さない

「ゼロカーボン航行」にも成功したという。

 

重油みでも動くため導入しやすい。

全国の港湾では約400隻のタグボートが働く。

常石グループでは洋上に浮く水素供給設備も建造し、船舶や港湾の脱炭素化に弾みを付ける。

 

水素燃料のタグボートとの事で、近隣の尾道造船でも水素燃料船の計画が進んでおります。

そのほかの造船所でもLNGをはじめアンモニアやメタノールなどの次世代燃料の建造計画が進んでいます。

 

次世代燃料に関してはいろいろな問題点があります。

以前の3分間スピーチでも紹介させていただいたように人材不足の中、工期が通常船よりも長くなる点や設備の改修など様々なことがあります。

そのようなことから、各造船所では次世代燃料船の建造が進んでいないとの事をよく聞きます。

 

また燃料の供給問題もあるようですが、この天歐は重油のみで動くとの事なので、確かに導入はしやすいと感じます。

 

各造船所でもどの次世代燃料へシフトしていくか手探り状態であると伺っております。

今後の動向が新製品の開発にも大きく影響していくことは間違いないので各造船所の動向を調査していきます。