コメ値下がり進まず 備蓄米2回目入札、全量7万トン落札
農林水産省が1日発表した政府備蓄米の2回目の入札結果は、税抜きの平均落札価格が60キロあたり20,722円で前回と比べて2.3%安い水準となった。
これまでは備蓄米の放出による店頭価格全体への波及効果は限られている。
JAがコメ卸に販売する24年産の相対価格は24,383円、備蓄米を落札したJAなど集荷業者は流通コストなど1000〜2000円程度の経費を乗せて卸に売り渡すため、相対価格より1〜4%程度安いコメになる計算となる。
初回分は複数の銘柄を混ぜた「ブレンド米」としてすでにスーパー店頭に並び始めている。
5キロ入りの場合で価格は3000円台前半から半ばで、既存の人気銘柄と比べると1〜2割安い。2回目の落札分も同様の水準で店頭に置かれることになりそうだ。
今後の焦点は、備蓄米によってコメ不足が解消に向かうかどうかだ。
2回にわたる入札で備蓄米は合計21万トンが市場に追加で流れる。
農水省は、備蓄米放出で流通の目詰まりを解消し、消費者がコメを買いやすい価格に落ち着くことを期待する。
ただ、コメ卸は「この程度では需給の逼迫感は解消されない。価格も大きくは下がらないだろう」と話す。
24年産は679万トンが収穫されており、放出された備蓄米の規模は大きいとはいえない。
農水省は1日の会見で「市場心理が全く改善していなければ追加の措置を考える」と述べた。
政府が必要に応じて追加放出する構えだ。
依然としてコメの価格は下がりません。
日本人の主食であり家計に直結する深刻な問題です。
去年8月に新米の出荷価格の高騰を紹介させていただきましたが、ここまで高騰するとは思いませんでした。
とは言え備蓄米はまだある様なので深刻なコメ不足に陥ることは避けることが出来そうですが。
少し話はそれますが、舶用製品の価格改正がありその交渉を行っておりました。
新倉製品は多くの造船所様に必要とされております。
その製品の値上げとなれば当然歓迎はされません。
私の認識では価格が合わなければ他をあたるのが当然でした。
ですが、他がない製品が多く、造船所様サイドとしては高くても買わざるおえない状況です。
その様な地位を築いてくれた先輩方に感謝し、オンリーワンな製品が多い事を念頭に日々の業務や製品の提案など進めてまいります。