「物流でお困りごとがあれば相談ください」
本日、私が紹介する記事は日経新聞経済面より、2024年問題、業種の垣根越す卸、 三菱食品、衣料物流も検討」という記事です。
「物流でお困りごとがあれば相談ください」。三菱食品は今月、2024年問題に備え、トラックの空きスペースや空き時間を抱える運送事業者と荷主をマッチングするサービスを本格的に始めた。三菱食品がトラックの空きスペースを買い取り、運べない荷物に悩むメーカーへ売り出す。
関東から東北と中部エリアからサービスを始め、将来的には全国に広げていく。
三菱食品は、1日当たり約7,600 台のトラックを使用して納品業務を行っているが、荷物の小口化などにより、実際に多くの空きスペースが生じている。
その一方で、ドライバーの人手不足や高齢化等を背景に、トラックの調達不足に困難を生じているメーカーは増えおり、三菱食品を中核としたトラック輸送ネットワークの空きスペースをシェアリングすることで、課題を解決していく。又、今月からはチャーター便をサービスメニューに加え、運送会社にもヒアリングを行い、いつ、どこで、どれだけの空きがあるか、データを可視化し輸送につなげていくとの事。
私はこの記事を読み、いよいよ2024年問題に向け、各企業としての本格的な対策が動いていると感じました。
物流関係者は、「24年に入ってしばらくたつと、顕著に物が運べなくなるのは間違いない。物流リソースをどうやって捻出するか踏み込んで取り組む必要がある」と警鐘をならしています。
企業だけでなく、私達消費者側も、まとめ買いで配送回数を減らす、不在時は宅配ボックスや置き配を活用するなど、社会全体で、働くトラックドライバーが配達しやすい環境を作る必要があると思えた記事でした。