処理水設備「課題なし」 福島第1原発、規制委員長視察
日本経済新聞 2023年6月24日 19:45 より抜粋
「政府が夏ごろの開始を目指す東京電力福島第1原発の処理水海洋放出を巡り、原子力規制委員会の山中伸介委員長は24日、現地で放出設備などを視察した。終了後に「大きな課題もなく、着実に工事が進んでいる」と述べ、規制委が放出前に設備の最終確認をする使用前検査を28日から始める方針を示した。
山中氏はこの日、放出前に海水と混ぜて希釈する水槽や、異常発生時に放出を緊急停止する設備を確認した。東電に「人為的なミスがないよう作業を進めてほしい」と要請した。一部の工事が完了していないため、使用前検査が終わる時期は明言しなかった。
使用前検査が終了すれば設備の準備は整う。処理水を巡っては地元漁業者との間に「関係者の理解なしには、いかなる処分もしない」との約束はあるが、政府は放出開始を判断する条件や時期を明らかにしてない。
東電は放射性物質トリチウムの濃度が国基準の40分の1未満になるよう処理水を大量の海水で薄め、海底トンネルを通じて1キロ沖から放出する計画だ。」
この記事から読み取る事ができたのは、政府と地元漁業関係者の間にある隔たりがかなり大きいことです。別の記事からも補足しますが、当然のことながら漁業関係者からは反対の意見書が提出されています。先に述べた様に「関係者の理解なしには、いかなる処分もしない」との方針が示されましたが、相反する両者の落としどころが最大の争点だと思われます。
福島に限らず、各地で国と地元関係者の対立は起きています。
私の地元の焼津では、川勝知事がリニア工事を巡ってJR東海と壮絶バトルを繰り広げ続けております。
こういった対立の本質に迫ると、前進あるいは後退してでも現状からの脱却を推し進める推進力と、何かよからぬ事を危惧し慎重になる自己防衛本能のせめぎあいと解釈してみました。
私自身は防衛本能の方が強く、不安要素を極力排除してから実行するクセがあると自己分析しています。
それでも周りの方のサポートのおかげで、少しずつではありますが成長できています。
もとの記事からかなり解釈を拡大しましたが、
サポートへの感謝と更なる成長で業績への貢献を強く意識するきっかけになる内容の記事でした。